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国民年金ってぶっちゃけ払う必要あるの??

あります!!

あなたが、60歳の時に7000万円ほどの貯蓄をできているのであれば、国民年金の保険料を払わなくてもいいかもしれませんが、それは宝くじでも当てないかぎり不可能です。払っておいた方が、絶対にいいでしょう。

でも払いたくないですよね、保険料・・・、本音は僕も払いたくありません。でも、将来を考えると払わざるを得ません!これからその根拠を説明していきます。

老後に必要なお金はいくら??

老後(65歳以降)に必要なお金は「(1)+(2)-(3)」で計算されます。

(1)毎月の生活費25万円×12ヶ月×30年(65歳~90歳)=7500万円
(2)医療費、介護費、予備資金のための500万円
(3)公的年金の毎月の収入20万円×12ヶ月×25年(65歳~90歳)=6000万円
   ※夫が厚生年金、妻が専業主婦で国民年金、40年間保険料を納めた場合

上記(1)+(2)-(3)は2000万円!働いてる間にこんなにお金を貯めないとだめなんですね。ですが、実はもっと必要になります。上記の計算は現時点の計算であって、数十年後は年金の支給額が減額されるため、もっと貯蓄が必要になるんです。では、30年後に65歳になる人たちはどうなるか。

(1)毎月の生活費25万円×12ヶ月×30年(65歳~90歳)=7500万円
(2)医療費、介護費、予備資金のための500万円
(3)公的年金の毎月の収入16万円×12ヶ月×25年(65歳~90歳)=4800万円
   ※夫が厚生年金、妻が専業主婦で国民年金、40年間保険料を納めた場合

上記(1)+(2)-(3)は3200万円!30年後は年金が3割ほど減額されることが予測されるため、年金収入額が減ってしまい、貯蓄すべき金額が上がってしまうんです。

国民年金の保険料と支給額

保険料

国民年金の毎月の保険料は、平成26年度で15,250円です。実は国民年金の保険料は毎年上がっているんです。実感できないくらい少しづつ上がっているんです。10年前の平成16年度(2004年度)は13,300円、20年前の平成6年度(1994年度)は11,100円、30年前の昭和59年度(1984年度)は6,220円。

毎年少しだけ上がるので、あまり気が付きませんが、30年でほとんど倍になってるんですよ。恐ろしいですよね・・・。給料はと言うと、平成25年度(2013年度)の平均年収は414万円、平成15年度(2003年度)の平均年収は444万円・・・、下がってるっつーの!!でも年金の保険料は上がってるんです。

支給額

満額の支給額は平成26年4月から年額772,800円(月額64,400円)です。給付額は、物価の変動など様々な事象を考慮するので、上がったり下がったり少しですが変動します。ちなみに、平成27年4月からの国民年金の支給額は年額780,000(月額65,000円)となり、1年前から若干のアップです。ほんとに若干ですが。

今後は少子高齢化で高齢者の数が増えることから、支給額は減額されることが予想されます。現段階では30年後の支給額は今の支給額の3割減と見ていいでしょう。

厚生労働省が発表した年金の試算

厚生労働省のホームページで発表している年金の試算について紹介しよう。厚生労働省は物価上昇率、賃金上昇率、経済成長率など、様々なケースに分けて、今後の年金額がどれくらいになるか試算している。その試算によると、国民年金の支給額は年々減らされて、以下の内容となる。

 西暦   支給額(月額) 
 2014年   6.4万円 
 2019年   5.9万円 
 2024年   5.7万円 
 2029年   5.4万円 
 2034年   5.2万円 
 2039年   4.9万円 

25年後には月額で5万円を切るという予想を国がしていることになるが、この試算には落とし穴があるんです。それは、平均賃金の予想が現実離れしている点です。上記の年金の試算は平均賃金が毎年上昇することを前提としています。

それがどのくらいの上昇かというと、2014年の平均月収(手取り)が34.8万円、2024年は37.1万円、2034年は40.6万円、2044年は44.8万円というふうに、10年で約3万円づつ上がることを前提としています。しかし、実際はどうでしょう。僕は10年以上働いていますが、こんなに上がっていません。

むしろ社会保険料などの金額が上がって、給料は目減りしています。経済が順調に成長することを前提とした年金の試算なので、もし経済の成長が思うようにいかなければ、もっと年金の支給額は減らされることもあるということです。

つーか、前提がポジティブすぎるでしょ・・・。

まとめ

年金の支給額の試算を見ると、「やっぱり払いたくない」と思う人も多いでしょう。しかし、それでも保険料は払っておくべきです。毎月5万円前後でも、死ぬまでお金が支給される年金は、必ず生活を支えていく重要な収入源になります。年金だけでは足りないことは確かですが、年金を受け取ることを前提にしなければ老後の設計はできません。

ちなみに、現在の国民年金の保険料率は6割程度です。4割の人は「払いたくない」「払えない」という人たちでしょうが、頑張って払っておきましょう!

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北野圭

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