はいアウト~。ルフィくん、そんな強引な営業は問題になりますよ。そんなんじゃ保険王にはなれません。保険に加入するタイミングは大きく分けると、以下に分類できます。これらのタイミングで保険の必要性を考えて、加入するか否かを判断することがほとんどです。
- 新社会人になったとき
- 結婚するとき
- 子供が生まれるとき
- 子供が独立するとき
- 自分が定年退職したとき
ロビンは大人ですが、まだまだ「海賊(自由)」でいたい人なので保険に加入するタイミングではないでしょうね。
さてさて、とは言うものの、保険とは何か?CMはたくさんしてるけど何がなんなのかは皆さんもわからない人が多いのではないでしょうか?今回は簡単に民間企業の保険や年金についてまとめました。以下、民間企業の保険、年金を「保険」、「年金」とします。
目次
保険の必要性
そもそも、保険は必要なのか?まずはそこからです。保険の前提は不測の事態に陥った場合に備えるものなので、予測できる事態について自分で備えることができるのであれば、必要ありません。
人は絶対死にますし、年をとれば病気にもなります。これらは十分予測できることなので、医療費に使うための貯蓄を300万円ほど準備できる人は保険に加入する必要はありません。国の医療保険で十分対応できます。
しかし、予測はできても金銭的に対応できないのであれば、最低限の保障の範囲で加入することをおすすめします。
保険の種類
保険の商品はいろんな会社からたくさん販売されていますが、種類別にみればそんなに多くありません。車と一緒です。車はいろんな会社がいろんな車を売っているけど、ざっくり言えば、要は軽自動車だったり、普通自動車だったり、そんな感じで区分けできますよね?そんな感じです。以下の3つの種類を知っていれば、十分ですよ。
定期保険
定期保険とは、一定期間内に死亡したとき、または高度障害になったときに、死亡保険金が支払われる保険です。ただし、その一定期間が終了すると保険の効力がなくなり、保障はなくなります。保障されるのは一定期間だけなんです。
少しの保険料で一定期間保障される保険で、掛け捨てとも言われます。満期保険金も解約返戻金もありません。
終身保険
終身保険は被保険者が死亡したとき、または高度障害になったときに死亡保険金が支払われます。この保険の機能は2つあります。
- 保険期間が「終身」になります。つまり、保障は死ぬまで続きますので、満期はありません。
- 貯蓄性があります。満期がないので満期保険金はありませんが、途中で解約されれば、解約返戻金が支払われます。
保険料の払い込みが一定の年齢で終わるタイプと生涯続くタイプがあります。貯蓄性があるため、保険料は定期保険より高く設定されています。
養老保険
養老保険は、定期保険と同様、一定期間内に死亡したとき、または高度障害になったときに死亡保険金が支払われますし、死亡せずに満期時に生存していても、満期保険金が支払われる保険です。死亡保険金と満期保険金は同額になっているため、死んでも生存していても、契約通りの保険金が支払われます。
死亡保障と貯蓄性を兼ねているため、保険料も高く設定されています。このように死亡と貯蓄を兼ねている保険を生死混合保険ともいいます。
解約返戻金
解約返戻金とは貯蓄性のある保険(終身保険、養老保険など)を解約した場合に、契約者に払い戻されるお金のことです。では、どのくらい戻ってくるのか?保険種類や契約から解約までの契約期間によって金額は変わりますが、解約するまでに払い込んだ保険料よりも少なくなることがほとんどです。
払い込んだ保険料は、付加保険料として保険会社の経費に充てられたり、他の契約者の保険金に充てられたりするので、短期間での解約の場合は、解約返戻金はほとんど戻ってきません。
年金の種類
種類によって、保険料を払う期間、年金を受け取る期間が変わります。知っておくと、いざ加入しようと思ったときに判断がつきやすいので知っておきましょう。
終身年金
死ぬまで年金が受け取れます。年金受給者が死亡した場合、年金の支払いは打ち切られます。年金と言う以上は、基本的には終身であるべきです。年金というのは死ぬまでの生活を支えていく生活費ですから、年齢で区切るものではありません。70歳でも80歳でも何歳でも、生活するにはお金が必要ですから、できるだけ終身を検討したいですね。
確定年金
あらかじめ決められた一定期間(10年、15年、20年など)だけ年金が受け取れます。年金を受け取れる一定期間に年金受給者が死亡しても、残りの期間、遺族に年金が支払われます。独身ではあまり意味がないかもしれませんが、夫婦で暮らしていたり、子どもと二世帯住宅で暮らしている場合は、自分が死んだ後に遺族に支払われるお金を家族の生活費にすることもできます。
有期年金
確定年金と同様、あらかじめ決められた一定期間だけ年金が受け取れます。年金を受け取れる一定期間に年金受給者が死亡した場合、年金の支払いは打ち切られます。自分が死んだ後は、1円もお金が支払われないので、遺族がいない場合は、このような年金で一時的に年金額を増加させることも、老後を充実させる手段の一つです。
まとめ
保険のやりたいことは実はシンプルです。病気になったらお金がもらえる。死んだらお金がもらえる。それだけです。あとは、病気に関しては、通院でもらえるのか?入院でもらえるのか?何日分もらえるのか?どの病気でもらえるのか?など細かいことがあるだけです。
健康な時に、病気の自分は想像しにくいものですが、そんな時こそ検討してみて下さい。
保険選びのポイントについては、こちらを参考にしてみて下さい。

北野圭

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