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メットライフ生命の終身保険をFPが徹底解析!

生命保険の商品パンフレットっていいことは大きく分かりやすく書いてあるけど、一番大事な保証内容の詳細はとても小さく書いてあって、読みにくいですよね。そんな商品パンフレットを解析してわかりやすく紹介します!

今回はメットライフ生命の低解約返戻金型の終身保険「つづけトク終身」について解析します。

終身保険の加入について

終身保険とは、一生涯の保障を受けることができる保険で、死亡した時または所定の高度障害状態に該当した場合に保険金が受け取れます。当たり前ですが、人はいつか必ず死にます。なので、死んだ時にどうしたいのかということを考えて終身保険は選びましょう。

また、終身保険には資産形成の機能もあるため、死んだ場合だけでなく、生きてる時の資金面を補助する役割もあります。今後の資金つくりをどうしていくかも合わせて考えて、どの終身保険に加入するか決めましょう。

終身保険は必要な保険?

死んだ時に必要となるお金と言えば、「葬式代」ですが、ちゃんと葬式代分の貯金があれば終身保険に加入する必要はないと考えたくなりますよね?実は、死んだ人の預金は一定期間凍結されるので、家族であってもすぐに貯金を使うことができません。

人が死んだ場合、まとまった金額のお金が急に必要になりますが、すぐには本人の貯金を使うことができないため、死亡保障の保険などに加入してしていない場合は、誰かが一時的に負担しなければなりません。

そんな状況を防ぐためにも、最低限の終身保険は大人として必要ではないかと私は考えています。だって、身内に迷惑かけたくないですもんね。私の祖父は、死んだ後の葬儀場のこと、お金のこと、お寺のこと、全てを決めていました。

なので、亡くなった後は、誰の負担もなく全てが滞りなく進んでいきました。そんな最後は人生の終わり方としてすごく潔くかっこよく思えるものでした。皆さんにも是非、準備しておくことをオススメします。

つづけトク終身の3つの特徴

つづけトク終身は低解約返戻金の商品です。以下にその内容と注意点を紹介します。保証内容はパンフレットに記載の内容ですが、注意点は僕個人の意見です。参考にしてみて下さい。

障害を通じて死亡・高度障害を保障

終身保険なので、当然の機能ですが、終身保険のメイン機能ですので、まずはこれが一番大事です。保険料払込期間を何年にするか、男性か女性か、三大疾病保険料払込免除特約を付けるか否かで保険料は変わりますが、以下にパンフレットに記載されている保険金額100万円あたりの月払い保険料単価を記載します。

■表1

  • 保険期間:終身
  • 保険料払込期間:60歳払込満了(短期払)
  • 男性
  • 三大疾病保険料払込免除特約あり
契約年齢(歳) 基本保険金額
500万円未満 500万円以上
1000万円未満
1000万円以上
30 2,166円 1,973円 1,963円
35 2,673円 2,480円 2,469円
40 3,438円 3,245円 3,235円
45 4,597円 4,405円 4,395円
50 6,977円 6,785円 6,775円

■表2

  • 保険期間:終身
  • 保険料払込期間:60歳払込満了(短期払)
  • 男性
  • 三大疾病保険料払込免除特約なし
契約年齢(歳) 基本保険金額
500万円未満 500万円以上
1000万円未満
1000万円以上
30 2,061円 1,868円 1,858円
35 2,521円 2,328円 2,319円
40 3,214円 3,021円 3,011円
45 4,323円 4,130円 4,121円
50 6,648円 6,455円 6,445円

■表3

  • 保険期間:終身
  • 保険料払込期間:60歳払込満了(短期払)
  • 女性
  • 三大疾病保険料払込免除特約あり
契約年齢(歳) 基本保険金額
500万円未満 500万円以上
1000万円未満
1000万円以上
30 2,040円 1,848円 1,837円
35 2,514円 2,322円 2,312円
40 3,220円 3,027円 3,017円
45 4,278円 4,086円 4,076円
50 6,442円 6,250円 6,239円

■表4

  • 保険期間:終身
  • 保険料払込期間:60歳払込満了(短期払)
  • 女性
  • 三大疾病保険料払込免除特約なし
契約年齢(歳) 基本保険金額
500万円未満 500万円以上
1000万円未満
1000万円以上
30 1,902円 1,710円 1,699円
35 2,342円 2,131円 2,121円
40 2,958円 2,765円 2,755円
45 3,977円 3,784円 3,773円
50 6,121円 5,928円 5,918円

上記の表は保険金額100万あたりの金額なので、注意して下さい。表1を例に見ると契約年齢が30歳で1000万円の保険金を設定した場合の月払いの保険料は19,630円となります。

■注意点
終身の保険金額は家族構成によって大きく変わります。独身なのか、夫婦2人なのか、子供はいるのか、子供は何歳なのかなどで必要な保険金額が変わるからです。独身であれば、葬儀代は平均で200万円程なので、300万円あれば十分です。

家族がいる場合は、葬儀代だけでなく、自分が死んだ後の生活費や子供の教育費も必要になるので、もっと必要になります。あればあるだけ、残された遺族は助かりますが、保険料がその分高くなるので注意しましょう。

資産形成という観点でなく、残された遺族のことを考えた死亡保険という考えであれば、終身保険の主契約は300万円程の葬式代のみにして、特約を使って必要な期間だけ保険金額を上げるようにする方がいいでしょう。

資産形成の機能がある

資産形成として加入することを検討するのであれば、支払った総額の保険料をどれだけ上回るのかがポイントですよね。パンフレットに記載してある契約例で見てみましょう。

  • 契約者年齢:30歳
  • 保険料払込期間:60歳払込満了(短期払)
  • 男性
  • 三大疾病保険料払込免除特約なし
  • 月払保険料:18,580円
  • 保険期間:終身
  • 基本保険金額:1,000万円円

上記条件の場合、総額の保険料は668.8万円になりますが、60歳時点の解約返戻金は761.9万円、70歳時点の解約返戻金は837.7万円になるため、保険料を全て払い込めば100万円以上もプラスになります。ただ、30年かけて100万円ですから、1年あたり約3万円となります。資産形成と言うには、少し物足りない金額かなと個人的には思います。

積立利率は年1.50%の最低保障がある

みなさんは、普通預金の金利をご存知ですか?どの銀行もだいたい0.02%程度です。普通に銀行に置いておくだけでは、お金は増えていきません。そもそも、今の人達は銀行にお金を預けてお金を増やそうという人は少ないでしょう。

それと比べれば、年1.50%は魅力ですね。つづけトク終身は契約後10年毎に利率の更改をしていますが、積立利率の更改については年1.50%の最低保障があります。決して多くはありませんが、現状の金利から考えると、年1.50%はそんなに低い数字ではありません。

低解約返戻金の商品って何?

終身保険の保険料の一部は積立に使われ、解約した場合の解約返戻金として契約者に返ってきます。保険料払込期間を30年と設定しておきながら、途中で解約をした場合、保険料の全てではありませんが、解約返戻金として一部の保険料が戻ってくるんです。

低解約返戻金の商品というのは、保険料払込期間途中の解約における解約返戻金が普通の終身保険より低く設定されています。その代わり、保険料払込期間以降の解約の場合は今まで払った保険料の総額を上回る解約返戻金が得られるというものです。

なので、低解約返戻金の商品は長期で行う資産運用の役割もあるのです。

三大疾病保険料払込免除特約って何?

三大疾病になってしまった場合、以後の保険料の払込が免除されるという特約です。三大疾病とは、悪性新生物(ガン)と心疾患と脳血管疾患を指します。

悪性新生物
(がん)
責任開始時の属する日からその日を含めて91日以後に、責任開始時前後を
通じて始めて悪性新生物に疾患したと医師によって診断確定された時
心疾患 責任開始時以後に発病した心疾患の治療を目的として、
継続20日以上入院された時
脳血管疾患 責任開始時以後に発病した脳血管疾患の治療を目的として、
継続20日以上入院された時

■注意点
「がん」と一言で言っても、いろんな種類のがんがあります。「がん」の定義を必ず営業担当の方に確認しましょう。「心疾患」、「脳血管疾患」も同様です。医療関係の仕事に関わらない限り、「心疾患」、「脳血管疾患」と言われても、いまいちよくわかりません。加入する前に、必ず病気の定義を確認しましょう。

「継続20日以上の入院」についても注意が必要です。現在は医療の進歩により、入院日数が少なくなってきています。がんの種類によっては、20日以内に退院するケースも多くあるため、保険料免除の対象とならないケースも出てくるでしょう。

そうなってくると、この「三大疾病保険料払込免除特約」を付けるかどうか、少し疑問ですね。付けたところで月の保険料が100円程上がるだけなので、そんなに気にする程ではありませんが、三大疾病になったら必ず保険料が免除されるわけではないので、注意が必要です。

まとめ

いつかは必ず死ぬので、死亡保障は必要です。私の考えは自分の葬式代分を終身で保障し、家族構成などによって変動する部分については特約などで一定期間保障するようにすればいいと思っています。

その規準で考えると、死亡保障として「つづけトク終身」に加入するのであれば、保険金は300万円以下でいいでしょう。資産形成としての役割も「つづけトク終身」に持たせたいのであれば、無理のない範囲で保険料を設定しましょう。

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北野圭

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